ディーパック・チョプラ

より深い考察へ向えば、思考は速度を落とします。
自分のために時間をつくろうとする人は、孤独の静けさを求めます。
自然な状態において、外的刺激に思考は反応しなくなります。
これは、川の表面の波を避けようとして、流れがより遅く流れている深い場所を見つけることと似ています。
現在という瞬間は、ゆっくりとした渦を巻く流れに変わるのです。
あなたの思考は活動を続けますが、それはあなたが何かの行動に駆り立てるほど強靭ではなくなります。
最終的には、活動よりも静けさを好む、ごく少数の人々は、さらに深みを目指していきます。
そして水の流れが止まっているところ、表面の波が全く影響を及ぼさないほど静かで深いポイントに到達するまで、潜って行きます。
このような安定した場所をみつけると、自己こそがすべてであり、外界の出来事にはあまり意味がないことを知ります。
では、あなたの前にある「今この瞬間」はどうでしょうか?
ひとつの真実において、今という瞬間には長さがありません。
同じように、速いも遅いも、過去と未来という言葉も当てはまりません。
今という瞬間は最速よりも速く、最遅よりも遅い事を含んでいます。
一つの真実の中で、あなたは丸ごと川を包み込んだときに、常に新鮮で
あり、決して変わることのない気づきの状態で生きていくことができます。
(著者は心も川の流れと深さに対応していると本の中で書いています。表面は、速く、絶え間のない流れが見え、中ほどまで行くと、流れは遅くなる。さらに奥底、川底の岩盤に達するくらいにはもっと遅くなり、そこにたまった泥がかき乱されることもめったにありません。つまり流れは、何の影響も及ぼしません。)

リコネクション米国本部推薦著者
ディーパック・チョプラ

 

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